マスクによる肌トラブルについて【摩擦編】
3月にもなると冬を超えた木々が目覚め、活発に花粉を拡散する季節になり、これから多くの人々が花粉から身を守るため、マスクを着用するようになるでしょう。
そんな、これからマスクを着用し始める方々に向けて、マスクによる肌トラブルについて、美容皮膚科 銀座よしえクリニックの総院長 廣瀬嘉恵先生にお話しいただきました。
今回のコラムに関しましては、肌の「摩擦」による症例についてピックアップして説明いたします。
摩擦によってどのような影響が起きるのでしょうか?
マスクをつけるとき、必ず肌に触れてしまうがために発生する摩擦の場合ですが、お話をしたり、表情を動かしたりすることで、マスクの裏面と肌とがこすれ、それによって刺激が生まれ、肌が荒れてしまうというようなケースがあります。
他にも、マスクの素材が肌に合わないというようなことも相成って、さらなる刺激を受け、肌荒れが進行してしまうということもあります。
自宅で出来るようなことだと、どのような解決策がありますか?
摩擦が原因だと、マスクにどうしても肌が触れてしまいますので、接触面がなるべく最小限になるような立体構造のマスクを使用することや、素材に着目して、自分の肌に合うモノ、あるいは化学的に優しいモノを探すことで、少しは肌トラブルの回避ができるかと思いますね。
例えば、一般的に紙のマスクが多いと思いますが、紙以外にも少し贅沢なものだと、シルクの素材でできたモノや、木綿でできたモノなど、肌触りや成分が異なるモノを使用することによって、物理的な刺激を回避すると同時に、アレルギー反応を起こす人も、そういったような素材の方が比較的刺激される頻度が低いかと思います。
例えばうちのスタッフ、看護師や医者の場合、基本的にマスクを着けての日常になりますが、人によっては素材そのものがお肌に合わないという方がいらっしゃいます。
その場合、基本的な対策としては、マスクにティッシュやガーゼを挟んであげると、そのアレルギー反応による肌荒れを回避できるケースが多いです。
また、アレルギーとは違い、マスクの素材そのものが肌にとって刺激を与えるほど固いことによって、擦れて刺激になっているケースもあります。特にマスクの耳掛けの根本などは固いケースが多く、荒れている症例はよく目にします。このように固い箇所が擦れて肌が荒れることは想像よりもありますので、特定の箇所に柔らかいティッシュやガーゼを挟んであげることで、摩擦を回避することにもつながります。
すでに症状が進んでしまった場合、どのような処置を受けることがありますか?
もう既に肌が荒れている時には、皮膚科でお薬での対応になります。
後は、例えばニキビや毛嚢炎のようなモノが色濃く肌に出ていたら、クリニックで対応してもらうことも検討されるのがいいと思います。
クリニックでの治療に関しては、例えばアレルギーによる肌荒れであれば抗アレルギー剤、つけ薬に消炎剤を使用します。毛嚢炎のようなばい菌によるケースは、抗生剤を。
ニキビ、ニキビ跡になってしまっているようなケースは、毛穴の方の角質のターンオーバーを促進し、ピーリングや、レーザーで早く治すようにしてあげるような治療もあります。
銀座よしえでは、口元、あとはアゴあたりに頑固に繰り返しているような、ニキビ跡については、ピーリング、ジェネシスレーザーといったようなモノも使用しております。
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